アレバ

デジタル大辞泉 「アレバ」の意味・読み・例文・類語

アレバ(AREVA)

国際的に事業を展開するフランスの原子力産業複合企業政府持株会社として2001年に設立傘下核燃料製造・再処理などを行うアレバNC(旧COGEMA)や、原子炉製造のアレバNPなどを持つ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「アレバ」の意味・わかりやすい解説

アレバ

フランスの世界最大の原子力複合企業。設立は2001年。フランス電力公社から原子炉プラントを独占受注してきたフラマトムがドイツのシーメンスの原子力部門を買収,フランス原子力庁傘下のコジュマと共同の持株会社として設立した。原子力発電推進を国策とするフランス政府の強力な支援を受ける。原子力プラント部門から核燃料再処理,原料調達,発電機,送電システムまでを扱う複数の傘下企業を有し,原子力発電にともなうあらゆる需要に対応する。2011年3月の福島第一原発の大事故に際して,社長兼CEOのアンヌ・ロベルジョン(当時)がサルコジ大統領とともに来日,原発事故収束のための技術支援を表明,高濃度汚染水の浄化設備を提供した。日本では三菱重工業と提携関係にある。
→関連項目サルコジ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android