BIOSバックアップバッテリー

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

BIOSバックアップバッテリー

BIOSセットアップの設定情報を記録するメモリー(CMOS RAM)の内容を保持し続けるためのバッテリー(電池)。CMOS RAMと呼ばれるこのメモリーには、電力供給を止めると記録内容が失われてしまうメモリーデバイスを用いるのが一般的である。したがって、その内容を保持し続けるためには、長時間持続するバッテリーを接続し、PC電源オン/オフに関係なく、メモリーに電力を供給する必要がある。CMOS RAMのバックアップに使われるバッテリーとしては、以前はNiCdバッテリー(ニッカド電池)がよく使われていた。しかし、最近はリチウムイオンバッテリーであることが多い。一般的に、このバッテリーの寿命は3年~5年とされる。バッテリーが消耗すると、CMOS RAMの内容を保持できなくなり、PCの電源をオンにするたびにBIOSセットアップの設定が初期化されてしまうので、注意が必要である。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android