BTX(読み)ビーティーエックス

デジタル大辞泉 「BTX」の意味・読み・例文・類語

ビー‐ティー‐エックス【BTX】[balanced technology extended]

balanced technology extendedPC/AT互換機用のマザーボード規格の一。米国インテル社が2003年に発表。1996年に同社が発表したATX仕様の後継として登場。発熱対策などが施されている。より小型化したmicroBTX、さらに小さいpicoBTXなどの派生規格がある。

ビー‐ティー‐エックス【BTX】[benzene, toluene, xylene]

benzene, toluene, xyleneベンゼントルエンキシレン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「BTX」の意味・わかりやすい解説

BTX
ビーティーエックス

芳香族炭化水素のベンゼン,トルエン,キシレンの総称頭文字をとって略称としたもの。または,これらの物質から成る沸点 80~150℃の混合油分。 BTX留分などともいう。石油化学工業用の原料として不可欠のものであり,エチレン・ベースのナフサ分解によって派生的に発生するガスから生産されるほか,改質ナフサからも生産される。ほとんどが石油ナフサ分解によって製造される。 BTXは溶剤として使われるほか,合成樹脂,繊維などの原料となる。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「BTX」の解説

BTX

インテルが提唱するマザーボードの統一規格。CPUビデオチップの高速化に伴う発熱量増加に対応するため、従来のATXに比べて放熱性を重視した設計になっている。

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化学辞典 第2版 「BTX」の解説

BTX
ビーティーエックス

ベンゼン,トルエン,およびキシレンの総称.石油化学工業原料として,この略称が多く用いられる.

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