Bossak,J.(英語表記)BossakJ

世界大百科事典(旧版)内のBossak,J.の言及

【ポーランド映画】より

… トーキーの時代を迎えて,年間10~20本の作品を製作していたポーランドの映画産業は,過重な課税や検閲の強化にみられる独裁政権の反動的な文化政策と弱体な資本に起因する商業主義のために停滞する。そのなかで反動化とたたかい,映画芸術の創造を目ざす女流監督ワンダ・ヤクボフスカWanda Jakubowska(1907‐ ),イェジー・ボサックJerzy Bossak(1910‐ ),アレクサンデル・フォルドAleksander Ford(1908‐80)など新しい世代の作家たちが台頭し,29年に芸術映画に献身する人たちの協会〈スタルトSTART〉を設立して〈社会的に有用な〉映画の製作を推進し,30年代および第2次世界大戦後のポーランド映画の礎をつくった。 戦後,45年に製作・配給の全権が国家代行機関である〈フィルム・ポルスキFilm Polski〉に移されて映画が国有化され,強制収容所の残虐と悲惨を描いたヤクボフスカの《アウシュウィッツの女囚》(1948),ナチスに対するゲットーの暴動を描いたフォルドの《境界の街》(1948)といった注目すべき作品がつくられた。…

※「Bossak,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android