CMOSイメージセンサー(読み)シーモスイメージセンサー(英語表記)CMOS image sensor

デジタル大辞泉 の解説

シーモス‐イメージセンサー【CMOSイメージセンサー】

CMOS image sensorCMOSを用いた撮像素子デジタルカメラなどに利用される。CCDに比べて消費電力が小さい。CMOSセンサー

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

CMOSイメージセンサー
しーもすいめーじせんさー
CMOS image sensor

半導体構造の一つであるCMOS(complementary metal oxide semiconductor)を使った、光入力を電気信号に変換する装置イメージセンサー、撮像素子)のこと。デジタルカメラやスマートフォンなどに搭載されている。長所としては、小型化が可能、低電圧で動作する、電源回路が簡単、低消費電力であるなど、短所としては、照度が低いとき動作が不安定になりやすくノイズが増える、高速で動く被写体を撮影したとき像がひずむことがある、などがあげられる。

[編集部 2022年5月20日]

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IT用語がわかる辞典 の解説

シーモスイメージセンサー【CMOSイメージセンサー】

CMOSを利用したイメージセンサー。デジタルカメラやビデオカメラなどに搭載される。CCDイメージセンサーに比べ消費電力が少ない。◇略して「CMOSセンサー」「CMOS」ともいう。

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知恵蔵 の解説

CMOSイメージセンサー

CMOS(相補型金属酸化膜半導体)を使った固定撮像素子。従来、イメージセンサーといえばCCD(電荷結合素子)だった。これに代わり近年、CMOSイメージセンサーへの期待が高まっている。複数の電源が必要なCCDイメージセンサーに対して、CMOSイメージセンサーは1つの電源で済み、消費電力が約1桁小さいのが特徴。また、他のLSIと共通な汎用CMOSプロセスで製造できるため、安価で高機能なイメージセンサーが実現可能。携帯電話の画像入力部品として使われている。

(荒川泰彦 東京大学教授 / 桜井貴康 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

CMOSイメージセンサー

CMOS (デジカメ)」のページをご覧ください。

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