CSCE東西会議(読み)シーエスシーイーとうざいかいぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「CSCE東西会議」の意味・わかりやすい解説

CSCE東西会議
シーエスシーイーとうざいかいぎ

CSCE (ヨーロッパ安全保障協力会議) の経済部門の会議で,1990年3月 19日~4月 11日にボンで開催された。アルバニアを除く東西ヨーロッパ 33ヵ国にアメリカ,カナダを加えた 35ヵ国が参加し,産業協力,取引および経済情報,中小企業の役割,環境保護,生活の質の向上,マーケティング農業,都市問題,消費財の生産設備,通貨交換性と価格形成,金融セクターなどの分野議題として扱った。最終文書において,政治的複数主義と市場経済体制をすべての東欧諸国が採用すること,すべての参加国が国際経済金融システムに統合することについて共通認識が成立していることが確認された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android