Crabbe,B.(英語表記)CrabbeB

世界大百科事典(旧版)内のCrabbe,B.の言及

【連続活劇】より

…1930年代および40年代の連続活劇は,台詞が少なくアクション中心の,もっぱら〈土曜のマチネーの子どもたち〉を対象にしたもので,人物や趣向の多くは新聞連載の劇画や漫画雑誌からの借りものであった。もっとも人気を集めたトーキー連続活劇は,バスター・クラブBuster Crabbe(1907‐83)扮するフラッシュ・ゴードンを主人公とした宇宙冒険ファンタジー《超人対火星人Flash Gordon》(1936)で,ふつうの連続活劇の約3倍にあたる35万ドルというもっとも費用をかけた作品であり,その後も38年と40年に2本の続編がつくられた。第2次世界大戦とともに,イメージの上で反日的な性格を持った《フーマンチューの太鼓Drums of Fumanchu》(1940)とか反ナチ的な《密林の女王Jungle Queen》(1941)などがつくられ,戦後は《スーパーマンSuperman》(1948)や《バットマンBatman and Robin》(1950)などがつくられたが,しだいに質が低下して粗悪化の一途をたどり,50年代半ばにはすたれて番組の穴埋めに使われるようになり,やがてこのジャンルはテレビに移行,本来の連続活劇はコロムビアの《ブレージング・ゼ・オーバーランド・トレイルBlazing the Overland Trail》(1956)が最後のものになった。…

※「Crabbe,B.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android