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Digital Living Network Alliance でぃじたるりびんぐねっとわーくあらいあんす Digital Living Network Alliance

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知恵蔵2015の解説

Digital Living Network Alliance

家電、パソコンモバイル機器などを接続し、相互に情報をやりとりすることを目的に開発された「ネットワーク規格」であり、その規格を策定する業界団体。パソコンやビデオレコーダー携帯電話などに蓄積された映像や写真、音楽などを、他の機器から利用可能になる。現在は、パソコンやビデオレコーダー、テレビゲーム機などで利用されている。
2003年6月、ソニー・パナソニック・サムスン電子シャープインテルマイクロソフトなどにより、「Digital Home Working Group(DHWG)」として設立されたが、04年6月、現在の名称に変更された。
規格のベースとなったのは、ソニーがマイクロソフトやインテルと共同開発した、IPネットワーク内で「接続した機器」を自動的に見つけ、特別な設定を省いて利用可能とする「Universal Plug and Play(UPnP)」。これを拡大して、AVコンテンツの共有が出来るよう開発された「UPnP AV」が登場。更に、異なるメーカーの機器同士で問題なく接続とデータ共有が出来るよう、様々なルールを整えたのがDLNA、ということになる。技術的にはシンプルであり、機器同士の接続は容易。特別な設定が必要となることも少ない。
ただし実際には、すべての機器ですべてのデータが再生可能にはなっておらず、むしろ「つながっているのにデータは見えない」ことが多く、利用者には分かりづらくなってしまっている。理由は、数多くの機器で、「規格内で策定されていないが、その機器だけで再生できるファイル形式」があることだ。例えば、パソコン用で多く使われる「ウィンドウズメディア・ビデオ」形式のファイルは、家電機器のほとんどで再生ができない。また、著作権保護された映像については、再生する側でも「同じ著作権保護技術」が利用できないと再生が行えない。そのため、自分でビデオカメラやデジタルカメラを使って作成したデータは再生・表示が出来ても、オンライン配信された映像・音楽や、デジタル放送の録画映像などは再生出来ない、という場合が多くなっている。
これらの問題は、情報を蓄積している側と再生を行う側で、最新のDLNA規格である「DLNA 1.5」の条件をすべて満たすことで、ある程度の解決が見込める。だが、現状では最新の規格を正確に満たすソフトや機器が少なく、混乱に拍車をかけている。マイクロソフトが09年内に発売を予定している新OS「Windows7」は、パソコン用OSとして初めて「DLNA 1.5」に完全準拠して出荷される予定であり、同OSの普及により、ある程度混乱が収まり、機器が普及するものと期待されている。

(西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2009年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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