E. バンブニスト(英語表記)Emile Benveniste

20世紀西洋人名事典 「E. バンブニスト」の解説

E. バンブニスト
Emile Benveniste


1902.5.27 - 1976.10.3
フランスの言語学者。
元・パリ大学高等研究院教授,元・コレージュ・ド・フランス教授。
アレプ(シリア)生まれ。
別名Émile Benveniste。
巨匠A.メイエのもとで比較文法学を学び、メイエの死後後任として1937年コレージュ・ド・フランス教授。主な研究はイラン語と比較言語学、一般言語学で’35年「インド=ヨーロッパ語における名詞形成法の起源」を発表。又「一般言語学の諸問題」2巻(’66年)では人間の言語の理論的基礎を考察し、言語活動を労働、歴史、文化等人間の実在を形づくっているすべてのものとの関わりで論じ、人間諸科学に大きな影響を与えた。他に「インドーヨーロッパ諸制度語彙集」2巻(’69年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android