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FDISK形式

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

FDISK形式

FDISKコマンドによって作られたハードディスクパーティション形式。通常ハードディスク上には複数のセクタが存在しているが、FDISK形式では、パーティションはすべてシリンダ単位で管理される。実際のハードディスクなどのデバイスでは、1トラック当たりのセクタ数は可変であることが多いが、このような場合には、FDISK形式では物理的な構造とは関係なく、1トラック当たり64セクタや255セクタの固定数になっているものとみなして扱うことになっている。同様に、シリンダ数も仮想化されて扱われることが多い。昔のハードディスクは常にトラック当たりのセクタ数が固定だったので、このような仕様になっている。ハードディスクの先頭セクタはMBR(マスターブートレコード)と呼ばれ、そのハードディスクのサイズやパーティションテーブル情報、ブートコードなどが含まれている。システムがハードディスクからブートする場合、まず最初にこのブートコードを読み出し、どのパーティションから起動するかを決める。FDISK形式ではハードディスクを1~4個のパーティションに分割して管理できる。各パーティションは必ず(論理的な)シリンダの境界から始まり、シリンダ単位でサイズが決定される。各パーティションのスタートシリンダ位置やサイズ、パーティションの内容(DOSかWindows NTか、その他のOSか、など)の情報は、MBRの末尾にあるパーティションテーブルという領域に書き込まれている。また、複数のパーティションのうち、どれか1つにだけにはアクティブパーティションであるというフラグを付けておくことができる。MBR中のブートコードはこのパーティションテーブルからアクティブであるパーティションを選び出し、そのパーティションの先頭セクタの内容をメモリー中に読み込んできて、制御をそのブートコードに渡すことによってOSをブートする。一般にPC互換機では、MS-DOSやWindowsでは、特別なドライバーを使わない限りハードディスクはFDISK形式で扱うことになっている。リムーバブルのハードディスクも同様にFDISK形式で扱われることが多い。しかし、MOやPDなどの光ディスク系のデバイスは、ドライバーによってはフロッピーと同様の非FDISK形式で扱われたり、ハードディスクと同様のFDISK形式で扱われたりする。

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