GABA(ギャバ)受容体(読み)ギャバジュヨウタイ

化学辞典 第2版 の解説

GABA(ギャバ)受容体
ギャバジュヨウタイ
GABA receptor

γ-アミノ酪酸(GABA)の受容体で,イオンチャネル型とGタンパク質共役型の受容体が存在する.チャネル型受容体GABAAは,類似したサブユニットからなる五量体で,サブユニットの組合せ,たとえばα2β2γやα2βγδなどにより性質が異なる.GABAA受容体は Cl チャネルとしてはたらき,細胞内をマイナスとすることにより,神経細胞興奮を抑える.GABAが抑制性ニューロトランスミッター(神経伝達物質)といわれるゆえんである.[別用語参照]アミノ酪酸の【Ⅲ】

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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