GUM(読み)グム

改訂新版 世界大百科事典 「GUM」の意味・わかりやすい解説

GUM (グム)

モスクワの赤の広場に面した国立百貨店。Gosudarstvennyi universal'nyi magazinの略称。15世紀以来この場所が商業区であったという伝統をひいている。1921年にソ連邦最初の百貨店として開店したが,30年代に一時閉鎖,53年に再び営業を始めた。建物自体は1893年に完成したもので,長さ約200mの3列からなる3階建てのアーケードである。革命前は名店街風の連合組織であったという事情もあって,単一企業に統合された現在でも,取扱商品は多岐にわたってはいるものの,同一品種がいくつかの売場に分かれ,それぞれの売場の独立性が強いという特徴がある。あらゆる点からみて旧ソ連邦最大の百貨店であり,1979年の時点で売場面積は7万5000m2,従業員は約8000人,1日当りの平均入店者数は約30万で,年間売上金額は7.5億ルーブル(日本円で約2400億円)であった。モスクワ市内の6ヵ所にそれぞれ異なった名称支店がある。85年に改修が行われ,90年に民営化された。
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知恵蔵 「GUM」の解説

GUM

測定不確かさの表現の指針」のページをご覧ください。

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デジタル大辞泉プラス 「GUM」の解説

GUM(ガム)

サンスター株式会社が販売するデンタルケア用品のブランド名。ハミガキ、歯ブラシ、液体ハミガキ、電動歯ブラシなどがある。

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世界大百科事典(旧版)内のGUMの言及

【ゴム】より

…植物の分泌物から得られ,一般にゴムまたはガムと呼ばれている物質には次の3種がある。(1)ガムgumといわれる無定形物質。この代表的なものがアラビアゴムgum arabicおよびトラガントゴムgum traganth(トラガカントゴムgum tragacanth)である。…

【ユーカリ】より

…樹高45~55m,直径1.2~2mになるフトモモ科の常緑高木で,オーストラリアの南東端部とタスマニア島に分布する(イラスト)。生長が早いので世界各地で造林用に用いられ,また公園などにも植えられる。日本には明治初めに入った。樹皮は灰色で,薄片状に細長くはげ,青灰色のはげ跡が残る。葉は著しい異型性を示し,若木では長さ約10cmの卵形,無柄で対生し,成木では長さ約20cmの披針形,全縁で,やや鎌形に曲がり,柄があり互生する。…

※「GUM」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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