HFS Plus

ASCII.jpデジタル用語辞典 「HFS Plus」の解説

HFS Plus

大容量ボリュームに対応するために、Mac OS 8バージョン 8.1で導入された新しいファイルシステム。日本語システムでは「Mac OS拡張フォーマット」と表記される。従来HFSがディスク上のファイルを16ビットで管理していたのに対し、HFS Plusは32ビットで管理する。HFSでは16ビットなので、ボリュームを65,536(216)に分割してファイルを格納するが、HFS Plusでは32ビットに対応し、ボリュームを約43億(232)個に分割してファイルを書き込んでいく。そのため、ファイルの細小単位(アロケーションブロック)を現在入手可能なハードディスクの機構上の限界である512バイト(0.5KB)まで小さく設定でき、ディスク容量を節約できる。また、パーティションやファイルの最大容量も拡張された。なお、Mac OS 8以前のMac OSはHFS Plusのボリュームを認識できない。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android