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IPCC第4次評価報告書 IPCCだい4じひょうかほうこくしょ/あいぴーしーしーだいよじひょうかほうこくしょThe Fourth Assessment of the Intergovernmental Panel on Climate Change

知恵蔵の解説

IPCC第4次評価報告書

世界気象機関(WMO)と国際連合環境計画(UNEP:United Nations Environment Programme)が1988年に共同で設立した「気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)」は、国際的な地球温暖化問題への対応策を科学的に裏付ける組織として、間接的に大きな影響力を持ち、2007年にアル・ゴア元米国副大統領とともにノーベル平和賞を受賞した。IPCCは1990年に第1次、95年に第2次、2001年に第3次と評価報告書を発表し、研究の進歩と共に次第に内容が充実し、その後の各国の施策等に反映されている。07年に発表された第4次評価報告書では、二酸化炭素のような地球温暖化気体の排出量が最も少ないシナリオでも、21世紀末の平均気温は現在より1.8℃(1.1〜2.9℃)上昇し、排出量が多いシナリオでは3.4℃(2.0〜5.4℃)上昇する。化石燃料に頼った高い経済成長をしたとき、水不足人口は11億〜32億人増え、飢餓人口が1億2000万人増え、洪水の危険が1500万人(アジアでは700万人)増え、健康被害が増加(栄養失調や感染症や熱波などによる死者の増加)するなどとしている。

(饒村曜 和歌山気象台長 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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