ITT[会社](読み)アイティーティー

百科事典マイペディア 「ITT[会社]」の意味・わかりやすい解説

ITT[会社]【アイティーティー】

戦後一貫として米国の国際通信事業を独占してきた民間会社。1920年に設立されたInternational Telephone & Telegraph Corp.が1983年社名変更。通信事業のほか関係機器も製造し,消費者金融,レンタカーホテル,製パンなど異種企業数十社を合併,急成長したコングロマリットの代表例。1995年に防衛エレクトロニクス・工業事業のITTインダストリーズ,ホテル・娯楽事業のITTコープ,保険のITTハートフォードの三つの会社に分割された。実質的な存在会社はITTインダストリーズ(2006年にITTへ名称変更)。本社ニューヨーク州。2011年12月期売上高211億9000万ドル。
→関連項目シェラトン・ホテル

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android