Ibn Darrāj(英語表記)IbnDarraj

世界大百科事典(旧版)内のIbn Darrājの言及

【アラブ文学】より

… マグリブやアンダルスでも,詩の主流は若干の地方色を帯びてはいたが東方世界と大差はなかった。イブン・ハーニーIbn Hānī(934ころ‐1071)はブフトリーを,イブン・ダッラージュIbn Darrāj(958‐1030)はムタナッビーをそれぞれ手本にした。その中にあってイブン・クズマーンIbn Quzmān(?‐1160)が完成したムワッシャハmuwashshaḥaと呼ばれる副韻と脚韻を連節形式にまとめた詩形式や,口語をとり入れたザジャルzajal詩は,プロバンス語を通じヨーロッパ文学に影響を与えた点で注目に値する。…

※「Ibn Darrāj」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android