LTE国際ローミング(読み)えるてぃーいーこくさいろーみんぐ

知恵蔵mini 「LTE国際ローミング」の解説

LTE国際ローミング

次世代高速携帯通信規格(LTE)を用いた、他国におけるローミングのこと。ある通信事業者(通信キャリア)が提供するサービスの範囲外のことを、そのキャリア提携している他の通信キャリアの設備を用い、所有端末を変えることなく利用できることを「ローミング」と言う。そのうち、他国の通信キャリアとの提携によるものを「国際ローミング」と称している。LTE国際ローミングにおいては、利用者は契約している通信事業者のサービスエリア外(他国)に端末を持ち込んでも、LTEを用いた高速通信を行うことができる。日本では、2013年9月13日、ソフトバンクモバイル株式会社が国内の携帯電話事業者として初めてLTE国際ローミングを開始。続いてau、docomoなどもサービスを開始した。14年3月7日、ソフトバンクモバイル及びauは、LTE国際ローミングサービスの対応エリアを追加・提供開始した。

(2014-3-7)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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