M. ホルクハイマー(英語表記)Max Horkheimer

20世紀西洋人名事典 「M. ホルクハイマー」の解説

M. ホルクハイマー
Max Horkheimer


1895.2.14 - 1973.7.7
ドイツの哲学者,社会学者。
元・フランクフルト大学教授。
シュトゥットガルト生まれ。
1925年教授資格を取得後、’30年フランクフルト大学社会哲学教授に就任し、「社会研究所」を主宰アドルノらとともにフランクフルト学派の指導者となる。’33〜49年までアメリカで亡命生活を送るが、その間も同研究所の機関誌「社会研究」の編集に従事する傍ら、研究活動を組織する。戦後ドイツに戻り、研究所を再建して指導に当たり、「学際的唯物論」構想に基づく現代社会理論の共同研究を目指す。晩年にはフランクフルト大学学長を務める。主著はアドルノとの共著啓蒙の弁証法」(’47年)、「理性腐食」(’47年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android