世界大百科事典(旧版)内のMCP(除草剤)の言及
【2,4‐D】より
…また広葉雑草とイネ科植物との間の2,4‐Dの選択性の発現は,2,4‐Dの両種植物への吸収速度の差よりも,植物体内における移動速度が,広葉植物において大きいことによるものと考えられている。 2,4‐Dと同系列の除草剤であるMCP(商品名MCP,ヤマクリーンM)は2,4‐Dと類似の除草活性を示し,また2,4,5‐Tは非耕地,林地の灌木の殺草に用いられたが,現在は非登録となっている。2,4‐DやMCPの酢酸残基の代りに酪酸基を有するMCPB(商品名トロポトックス)は,マメ科雑草に選択毒性を示すので,それらの除草に用いられる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」