Meistersang(英語表記)Meistersang

世界大百科事典(旧版)内のMeistersangの言及

【マイスタージンガー】より

…ドイツの中世都市で盛んになった文芸・音楽運動を担った詩人・歌人の呼称で,日本では〈職匠歌人〉〈工匠歌人〉とか〈名歌手〉と訳されてきたが,最近では原語のまま使われることが多い。この語の基礎になっているマイスターザングMeistersang(またはマイスターゲザングMeistergesang),いわゆる職匠歌は,騎士階級を基盤にしたミンネザングに対してドイツ諸都市の勃興を背景に,靴屋,仕立屋,織匠,金細工師等が組合を組織し,作詩,作曲,詠唱にわたる総合芸術としてつくりあげていったものである。その起源については諸説があるが,15世紀中ごろから16世紀に,組合組織による職匠歌がアウクスブルク,ウルム,シュトラスブルク(現,ストラスブール),ニュルンベルク等の南部ドイツで全盛期を迎えたことは疑いがない。…

※「Meistersang」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android