Notker,B.(英語表記)NotkerB

世界大百科事典(旧版)内のNotker,B.の言及

【キリスト教文学】より

… つぎの世紀はオットー1世による文教の復興期で,各地の修道院を中心に詩人・学者が輩出したが,中に特筆すべきは,中世ラテン宗教劇の圧巻であるガンダースハイムのロスウィータの多く殉教者伝に取材した6編の散文劇と,教会音楽に重要な地位を占めるミサの続唱(セクエンティアsequentia)の発展である。これはすでに9世紀後半ノトカーBalbulus Notkerらを先行者とし,ザンクト・ガレン修道院から各地へ広がり,やがて12世紀に〈やさしきイエスの思いは〉の《バラの続唱》(作者不詳),つづいて〈来ませ尊き御霊〉の《黄金続唱》(S.ラングトンまたは教皇インノケンティウス3世作)などを生んだ。なおロスウィータには《聖女アグネスの殉教》《聖ペラギウス伝》などの作もある。…

※「Notker,B.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android