R. タイラー(英語表記)Royall Tyler

20世紀西洋人名事典 「R. タイラー」の解説

R. タイラー
Royall Tyler


1936 -
米国の能楽研究家。
オハイオ州立大学助教授。
ハーバード大学卒業後、コロンビア大学でD.キーンの指導のもと江戸時代の歴史研究を進め、1966年同大学で修士号を取得。’67〜68年来日した後、ウィスコンシン大学などを経て、オハイオ州立大学助教授となる。この間’70年に発表した「松風」の英訳好評を博し、その後も世阿弥観阿弥翻訳などに携わり、’77年には鈴木正三の仏教論についての研究によりコロンビア大学で博士号を取得。また、’78〜79年には国際交流基金に招かれて、日本の武道研究のため再来日した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android