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SCSIバスフェーズ すかじーばすふぇーず

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ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

SCSIバスフェーズ

SCSIバスの動作は、バスフリーフェーズ(BUS FREE phase)、アービトレーションフェーズ(ARBITRATION phase)、セレクションフェーズ(SELECTION phase)、リセレクションフェーズ(RESELECTION phase)、情報転送フェーズ(information transfer phase)の4つに分けられる。実際に情報をSCSIバス経由でやり取りするという意味で、コマンドフェーズ(COMMAND phase)、データフェーズ(DATA phase)、ステータスフェーズ(STATUS phase)、メッセージフェーズ(MESSAGE phase)の4つを情報転送フェーズと呼ぶ。 バスフリーフェーズは、どのデバイスもSCSIバスを利用していない状態。アービトレーションフェーズで、接続されたSCSIデバイスがバスの占有権を決定し、イニシエータがバスの占有権を得た場合は、セレクションフェーズでターゲットを決定する。リセレクションフェーズは、ターゲットからイニシエータへのリコネクト(再接続)を要求するフェーズで、時間がかかる処理をターゲットが行なう際に、SCSIバスからディスコネクトした場合などに必要となる。こうしてイニシエータとターゲットがSCSIバスを使用可能となると、情報転送フェーズが始まる。 情報転送フェーズでやり取りされる情報には、イニシエータからターゲットへの入出力命令(READやWRITEなど)であるコマンド(コマンドフェーズ)、コマンドによって読み書きされたデータ(データフェーズ)、コマンドの実行結果であるステータス(ステータスフェーズ)に加え、イニシエータとターゲット間で、データ転送シーケンスの管理や制御を行なうために交換されるメッセージ(メッセージフェーズ)がある。コマンドがイニシエータからターゲットへ送られるのに対し、メッセージはイニシエータからも、ターゲットからも送ることができる。メッセージには命令実行の中止、バスリセット同期転送を行なうかどうか、WIDE転送を行なうかどうか、といった直接データのアクセスに関係しない内容が含まれており、イニシエータとターゲット間でのメッセージ交換ネゴシエーションと呼ぶこともある。 SCSIでは、このように複雑な処理を行なうことで、システムの極めて高い柔軟性と、高機能を獲得している。反面、単純なコマンドに対しても上記の手順を踏むことが必要となること、高機能であるがゆえにコマンドの内容が高度で処理に時間がかかることなどから、ハードディスクのみのアクセスからスタートしたIDEなどに比べると、コマンドオーバーヘッドが大きくなる傾向にある。これを軽減させるものとして、コマンドキューイングやコマンドリンキングがあげられる。

出典|ASCII.jpデジタル用語辞典
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