SPC(読み)エスピーシー(英語表記)Special Purpose Company

デジタル大辞泉 「SPC」の意味・読み・例文・類語

エス‐ピー‐シー【SPC】[South Pacific Commission]

South Pacific Commission南太平洋委員会南太平洋植民地をもつ英国米国フランスオランダオーストラリアニュージーランドの6か国によって1947年設立。植民地の独立に伴い、独立した国や自治領も参加し、経済・技術面発展のための組織となった。本部ニューカレドニア。1998年、組織を発展的に拡大して太平洋共同体SPC:Secretariat of the Pacific Community)に改称した。

エス‐ピー‐シー【SPC】[Secretariat of the Pacific Community]

Secretariat of the Pacific Community》太平洋共同体。1998年、南太平洋委員会(SPC:South Pacific Commission)を発展的に拡大して現名称に改称。本部はニューカレドニア。

エス‐ピー‐シー【SPC】[specific purpose company]

specific purpose company》⇒特定目的会社

エス‐ピー‐シー【SPC】[special purpose company]

special purpose company》⇒特別目的会社

エス‐ピー‐シー【SPC】[Suicide Prevention Center]

Suicide Prevention Center》自殺予防センター。米国精神衛生研究所などの援助で、1958年ロサンゼルスに設置

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M&A用語集 「SPC」の解説

SPC

資産の流動化や証券化など限定された目的だけのために設立される会社のこと。法形式としては有限会社、株式会社、中間法人匿名組合等多彩である。投資家と原債権者を繋ぐ役割を果たす。基本的にSPCは何らかの意思決定を下す組織を持たないため、単なる「箱」の役割を果たすに過ぎないとの考え方から、連結対象とすることはなかった。この結果、資産流動化によって連結対象外とすることでバランスシートのスリム化が図られるなど、企業にとってはメリットがあった。近年、SPCを利用した粉飾事件が問題となったことから会計基準が変更され、現在はSPCであっても実質的に支配下にあると判定されるものは連結対象とみなされる。 

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会計用語キーワード辞典 「SPC」の解説

SPC

SPCとは特別目的会社と呼ばれ、資産の証券化など特別な目的の達成のために設立された会社。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「SPC」の意味・わかりやすい解説

SPC
えすぴーしー

特別目的会社

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