TWI(読み)ティーダブリューアイ

デジタル大辞泉 「TWI」の意味・読み・例文・類語

ティー‐ダブリュー‐アイ【TWI】[training within industry]

training within industry》企業内現場監督者訓練方式の一。米国で開発され、第二次大戦後に日本へ導入されたもので、仕事の教え方、仕事の改善仕方、人の扱い方の3基本課程からなる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「TWI」の意味・わかりやすい解説

TWI
てぃーだぶりゅーあい

training within industryの略。原意は企業内訓練であるが、そのすべてではなく、アメリカで発達して第二次世界大戦後に日本へ導入された特定方式のものをいう。アメリカでは、第二次大戦中、労働力不足への対応と生産性向上の必要から、戦時労働力委員会訓練局が一つの企業内訓練方式をつくりだした。それは、作業職、監督職、管理職のすべてにわたるものであったが、日本には監督職の訓練方式がTWIとして導入された。その訓練内容は、部下に対する仕事の教え方、仕事の方法の改善の仕方、人の扱い方の三つを中心とし、実演実例による一定手順を反復する学習特色としている。

[森本三男]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「TWI」の意味・わかりやすい解説

TWI
ティーダブリュアイ

監督者訓練」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のTWIの言及

【企業内教育・訓練】より

…1948年,占領軍の指導のもとに,経営幹部層に対するCCS講座(占領軍司令部内のcivil communication sectionが導入した)から始まり,中間管理者層に対するMTP(management training program。アメリカ極東空軍内で開始),現場第一線監督者に対するTWI(training within industry。労働省の仲介)が,やつぎばやに導入された。…

※「TWI」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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