V 粒子(読み)ぶいりゅうし

世界大百科事典(旧版)内のV 粒子の言及

【素粒子】より


[奇妙な粒子strange particle]
 1947年,イギリスのG.D.ロチェスターとC.C.バトラーは,磁場の中においたウィルソン霧箱の中に図1のような2種類のV字形をした飛跡の写真を見つけた。これは未知の粒子の発見を意味しており,その飛跡の形にちなんで初期にはV粒子という名まえがつけられた。特徴的なことは,この2種類のV字形の飛跡が同時に対になって写真に写る例が多いということである。…

※「V 粒子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android