V-Low帯(読み)ぶい・ろーたい

知恵蔵mini 「V-Low帯」の解説

V-Low帯

地上放送の完全デジタル化によって空いたアナログ放送1~3チャンネル(90~108MHz)の周波数帯。正式名称はVHF-LOW。地域ごとに異なった情報を送信できることが特徴。総務省がローカルなマルチメディア放送(デジタルラジオ)に再利用する計画を立てていたが、巨額の設備投資が必要であるため、2013年2月現在、民放各局一丸となってのデジタル化は困難な見通しとなっている。高層ビル化の進行や電子機器の普及AM放送が聞こえにくくなっていることから、同省や一部のAM局では同帯域をFMアナログ放送に充て、AM放送から移行する案も浮上している。

(2013-3-4)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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