Viṭhobā(英語表記)Vithoba

世界大百科事典(旧版)内のViṭhobāの言及

【トゥカーラーム】より

…その家族はクンビーkumbī(農耕)カーストに属し,代々ワーニー(穀物雑貨小売商)の仕事に携わっていた。早くからジュニャーネーシュワルらの伝統を受けて,地方神ビトーバーViṭhobāへのバクティ(信愛)にその信仰の根本を見いだしていた。 彼はカースト制による差別に対する不満を厳しいことばで語り,農村を中心にバイシャやシュードラなど低いカーストの大衆の立場を代弁した。…

【ナームデーオ】より

…シンピーshimpī(裁縫師)・カースト出身でバーガバタ派信仰を大衆の間に広める役割を果たし,中世マハーラーシュトラにおける宗教改革運動の先端を切った。旋律をつけて神の名をとなえ,アバングというマラーティー語による神への賛歌を唱する〈サンキールタンsankīrtan〉という方法により地方神ビトーバーViṭhobāへのバクティ(信愛)を説く。同時代のジュニャーネーシュワルとともに,マハーラーシュトラのバクティ運動の代表たるワールカリー派Vārkarīの基礎を築いた。…

※「Viṭhobā」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android