WPA2(読み)ダブリューピーエーツー(英語表記)WPA2

デジタル大辞泉 「WPA2」の意味・読み・例文・類語

ダブリュー‐ピー‐エー‐ツー【WPA2】[Wi-Fi protected access 2]

Wi-Fi protected access 2無線LAN暗号化方式の規格の一。2004年に米国の業界団体Wi-FiアライアンスWPA後継として策定AES暗号を採用している。2018年にWPA3が発表された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「WPA2」の解説

WPA2

無線LANの暗号化方式の一つ。インターネットを第三者に利用されたり、通信内容を傍受されたりしないように設定するもの。もともとはWEPという規格から始まったものの、短時間で暗号を解読できることが判明したことから、後継規格であるWPAを2002年に開発。04年に強力な暗号化技術を取り入れたWPA2が確立された。現在、パソコンやスマートフォンをはじめ、ネット接続機能を搭載した防犯カメラなど、モノとインターネットをつなぐ「IoT機器」でも広く採用されている。セキュリティが強固とされてきたが、17年10月16日(現地時間)、ベルギーの研究者がセキュリティ上に脆弱性があると発表。総務省は同年10月18日、機器ソフトウェアを最新版に更新するよう注意を呼びかけた。

(2017-10-19)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「WPA2」の解説

WPA2

2004年9月に、Wi-Fi Allianceが発表した、無線LANの暗号化方式の規格で、WPAの新バージョン。AES暗号に対応しており、128~256ビットの可変長鍵を利用した暗号化が可能となった。従来のWPAとも互換性があり、WPA2対応機器であれば、既存のWPA対応機器とも通信できる。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android