X Window System(読み)エックスウィンドウシステム

IT用語がわかる辞典 の解説

エックスウィンドウシステム【X Window System】

UNIXオペレーティングシステムで標準的に利用されるGUIデスクトップ環境の構築ウィンドウウィジェット管理を行う。◇略して「X」ともいう。また、「X11(エックスイレブン)」ともいう。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 の解説

X Window System

1984年に米マサチューセッツ工科大学で開発された、UNIX上で動作するウィンドウシステム。ほとんどのUNIX環境に搭載されている。画面への表示や情報の入力などはクライアント、それらの要求サーバーが処理するという分散処理が採用されている。X Window Systemはユーザーインターフェースを意図的に規定しておらず、GUIを定義するウィンドウマネージャーを差し替えることで、外観と操作感を変更できる。Linuxでよく使われるGNOMEKDEといったデスクトップ環境は、X Window Systemをベースに、ウィンドウマネージャー、ファイルマネージャー、デスクトップを使いやすくするツール類をまとめて提供するものである。X Window Systemは現在、X.Org Foundationが開発を監督しており、最新版は2008年にリリースされたX11R7.4である。「X」または「X11(エックス・イレブン)」と呼ばれることもある。

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