秘笈(読み)ヒキュウ

デジタル大辞泉 「秘笈」の意味・読み・例文・類語

ひ‐きゅう〔‐キフ〕【秘×笈】

《「笈」は竹製の書箱書物を秘蔵する箱。また、大切に保存された書物。
「之を―に蔵し」〈岡倉天心狩野芳崖

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「秘笈」の意味・読み・例文・類語

ひ‐きゅう ‥キフ【秘笈】

〘名〙 (「笈」は竹製の書箱)
① 秘蔵する書箱。
真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉狩野芳崖〈岡倉天心〉「之を秘笈に蔵し、夜静かに人定まるの後孤燈を剪て之を展覧し」
② この上なく大切に保存された書物。
※随筆・文会雑記(1782)三「温夫、秘笈を蔵書すと云へり」

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