山女・山女魚(読み)やまめ

精選版 日本国語大辞典 「山女・山女魚」の意味・読み・例文・類語

やま‐め【山女・山女魚】

〘名〙 サケ目サケ科の一種サクラマスの河川陸封型をいう。全長約四〇センチメートルに達する。体形はマスに似るが体側に暗色の小判状斑紋が並び、小黒点が散在するが、朱点はない。主として東日本の渓流にすみ、釣りの対象魚。美味。近似種に、体側に赤色点の現われるアマゴ甘子)がいる。やまべあめのうお。ひらめ。《季・夏》
俳諧・続虚栗(1687)十月一一日餞別会「卯月の雪を握るつくばね芭蕉〉 鰥(ヤマメ)つる袖つくばかり早瀬川〈由之〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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