世界大百科事典(旧版)内のn 型半導体の言及
【担体】より
…担体としての電子を供給する不純物はドナー,正孔を供給する不純物はアクセプターと呼ばれる。電子または正孔のうち,より濃度が高いほうを多数担体,低いほうを少数担体といい,多数担体が電子である半導体をn型半導体,正孔である半導体をp型半導体と呼ぶ。半導体のトランジスター作用は,エミッターからの少数担体の注入によって起こる。…
【半導体】より
…ドナーやアクセプターからの担体が電気伝導性を支配しているような半導体が不純物半導体である。そして電気伝導の主役が負(negative)の電荷をもつ伝導電子であるか,正(positive)の電荷をもつ正孔であるかによって,それぞれn型半導体およびp型半導体と呼び分ける。ドナーとアクセプターの両方がある場合には,数の多いほうが支配的となる。…
※「n 型半導体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」