がっかり(読み)ガッカリ

デジタル大辞泉 「がっかり」の意味・読み・例文・類語

がっかり

[副](スル)
望みがなくなったり、当てが外れたりして、気力をなくすさま。「遠足中止になってがっかりする」
ひどく疲労するさま。がっくり。
「一日起ち続けで日が暮れると―して座睡いねむりが出てくる」〈魯庵・くれの廿八日〉
[類語]失望落胆絶望失意幻滅がっくりげっそり脱力虚脱・失墜感・気落ち気抜け拍子抜け力抜け腑抜け力落とし意気阻喪しょんぼりぽつねんと悄然意気消沈しおしおすごすごしょぼしょぼしょぼくれるしょぼたれるしょぼんとしゅん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「がっかり」の意味・読み・例文・類語

がっかり

〘副〙
① ひどく疲労するさま、張りつめていた気が一時にゆるんで、元気がぬけるさまを表わす語。がっくり。
人情本・明烏後正夢(1821‐24)三「思へば心の張弓もがっかりたゆむ老の気の」
※初年兵江木の死(1920)〈細田民樹〉四「兵舎にがっかり腰を降すと」
② 落胆したさま、失望したさまを表わす語。がっくり。
滑稽本・牛島土産(1824)下「雷門羊羹だの、ヤレ船橋屋だのと楽(たのしみ)にさせてべらぼうらしい、がっかりしたは」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「帰宅したとてもお勢の顔を見ればよし、さも無ければ落脱(ガッカリ)力抜けがする」
③ まったく。全然。
※怪化百物語(1875)〈高畠藍泉〉下「商といふやつは盛に売る時も、また無皆(ガッカリ)(ひま)なこともありますが」

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