くじら

精選版 日本国語大辞典 「くじら」の意味・読み・例文・類語

くじら くぢら

〘名〙 (「くち(鷹)」に接尾語「ら」の付いたものか) 「たか(鷹)」の古名か。
[補注]「くじら(鯨)」(一)①の例として挙げた「古事記‐中・歌謡」に見える「久治良」について、「日本書紀‐仁徳四三年九月」の記事に「百済俗号此鳥倶知。〈是今時鷹也〉」とあるところからたか(鷹)の古名といわれるが、清濁が異なる点、上接の「いすくはし」にイサとの関連も考えられる点などから、「鯨」とする説が有力である。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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