レゼジー地方遺跡群(読み)レゼジーちほういせきぐん(英語表記)caves and shelters in Les Eyzies District

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レゼジー地方遺跡群」の意味・わかりやすい解説

レゼジー地方遺跡群
レゼジーちほういせきぐん
caves and shelters in Les Eyzies District

フランスのドルドーニュ県にある多数の著名な洞窟岩陰遺跡。先史時代芸術の都ともいうべき地方で,ベゼール川に沿って並んでいる。これらの遺跡の壁には洞窟壁画が描かれ,後期旧石器時代のすぐれた絵画文化,彫刻文化を残している。おそらくは,この地方はクロマニヨン人の人口集中地帯であったと考えられている。おもな遺跡名はラスコー,ラフェラシー,クロマニヨン,ロージェリーバース,ロージェリーオート,ラマドレーヌ,ラバテュ,ルムスティエ,フォンドゴームなど。 1979年世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android