印象派(読み)いんしょうは

精選版 日本国語大辞典 「印象派」の意味・読み・例文・類語

いんしょう‐は インシャウ‥【印象派】

〘名〙 絵画で、印象主義をおしすすめた人々。一八七四年にパリで開かれた、この派の第一回展覧会に出品された、モネの作品「印象・日の出」という題名から一美術記者が嘲笑的に名づけたのが名の由来という。マネ、モネに始まり、ドガピサロシスレー、また、セザンヌゴッホ、ルノアールらもこれに属する。以後の芸術全般に大きな影響を与えた。〔普通術語辞彙(1905)〕
※桐の花(1913)〈北原白秋〉桐の花とカステラ「私の詩が色彩の強い印象派の油絵ならば」

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デジタル大辞泉 「印象派」の意味・読み・例文・類語

いんしょう‐は〔インシヤウ‐〕【印象派】

印象主義によって立つ芸術運動一派

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「印象派」の解説

印象派(いんしょうは)
école impressionniste

19世紀後半にフランスで起こった絵画の流派アカデミズムに反抗し,自然の直接の印象を表現しようとマネモネ,シスレー,ルノワールらにより始められた。光の観察重点置き,戸外の太陽光線のもとで描いたので「外光派」とも呼ばれ,「より明るく」を標語に絵具は混合せず純粋な色を用いた。セザンヌゴッホゴーガンらは後期印象派と呼ばれる。

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旺文社日本史事典 三訂版 「印象派」の解説

印象派
いんしょうは
impressionism

19世紀後半,フランスにおこった新画風
マネ,モネ,ドガ,ルノアールらが代表的画家。写実主義に対して光線の効果を重んじ,大胆に事物の印象を描いた。わが国では,1893年に帰朝した黒田清輝らによって紹介され,外光派として明治末期藤島武二らが本格的に移入,日本近代洋画界に大きな影響を与えた。

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百科事典マイペディア 「印象派」の意味・わかりやすい解説

印象派【いんしょうは】

印象主義

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「印象派」の意味・わかりやすい解説

印象派
いんしょうは

印象主義

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「印象派」の意味・わかりやすい解説

印象派
いんしょうは

印象主義」のページをご覧ください。

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