古田新太(読み)ふるたあらた

知恵蔵mini 「古田新太」の解説

古田新太

日本の俳優声優DJ。1965年12月3日、兵庫県神戸市生まれ。本名、古田岳史。84年、大阪芸術大学芸術学部舞台芸術学科ミュージカルコースに入学するが、授業料未払いにより卒業間際で除籍処分となる。同大学入学の84年に劇団☆新感線の舞台「宇宙防衛軍ヒデマロ」で俳優デビュー。以降、同劇団に所属し、看板俳優として活躍中。また90年代よりテレビにも進出し、関西の深夜番組に立て続けに出演。91年にはラジオ番組「オールナイトニッポン」のパーソナリティとなり、過激な語り口で全国の若者の圧倒的支持を得た。98年1月、第5回読売新聞演劇大賞優秀賞を受賞。2002年、代表作「木更津キャッツアイ」(TBS)に出演。個性の強い実力派俳優としての地位を確立した。13年には、NHK「連続テレビ小説 あまちゃん」での演技などにより、ギャラクシー賞7月度月間賞を受賞した。

(2013-9-10)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「古田新太」の解説

古田新太 ふるた-あらた

1965- 平成時代の俳優,声優。
昭和40年12月3日生まれ。昭和59年大阪芸大に入学(のち除籍)。同年,劇団☆新感線の公演「宇宙防衛軍ヒデマロ」に出演,のち同劇団の看板役者として,また映画,テレビなどでも活躍。平成10年「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」「キル」「愛の乞食」の演技で読売演劇大賞優秀男優賞。23年「ザ・キャラクター」の演技で紀伊国屋演劇賞。兵庫県出身。本名は古田岳史。著作に「柳に風」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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