山花貞夫(読み)やまはなさだお

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山花貞夫」の意味・わかりやすい解説

山花貞夫
やまはなさだお

[生]1936.2.26. 東京
[没]1999.7.14. 東京
政治家。元社会党副委員長山花秀雄の息子。 1958年中央大学法学部卒業。弁護士を開業して日本社会党弁護団,総評弁護団に所属。主として労働・公安事件を手掛ける。 1972年総選挙に父の後継者として出馬したが落選,次の 76年総選挙で初当選し以来当選8回。初当選直後に最年少の党中央執行委員に起用され,その後党広報局長,副書記長,国会対策副委員長などを歴任。 91年田辺誠委員長のもとで党書記長に就任。田辺氏の突然の辞任を受けて 93年党委員長になった。 93年宣言の起草などで党改革に取組み,細川連立内閣では政治改革担当相に就任。だが 93年選挙での大敗北 (前回議席の半減) の責任をとって委員長を辞任した。 95年に社会党を離党民主党結成にたずさわり 96年総選挙では民主党より出馬し当選した。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山花貞夫」の解説

山花貞夫 やまはな-さだお

1936-1999 昭和後期-平成時代の政治家。
昭和11年2月26日生まれ。山花秀雄の長男。昭和36年弁護士となり,総評弁護団に所属する。51年社会党から衆議院議員(当選8回)。党内の左右両派と距離をたもち,平成3年書記長。5年党委員長となり,細川連立内閣の政治改革担当相。のち市民リーグをへて,8年民主党にうつる。平成11年7月14日死去。63歳。東京出身。中央大卒。

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