恥部(読み)ちぶ

精選版 日本国語大辞典 「恥部」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぶ【恥部】

〘名〙
陰部。〔医語類聚(1872)〕
他人の顔(1964)〈安部公房〉灰色のノート「顔をさらすことを、恥部をさらすのと同じことのように考えていた」
② 恥ずべき点。人に見られたくないみにくい部分。
※私の宗教観(1957)〈亀井勝一郎〉危険な関係「発心そのものはことごとく人間弱点あるひは恥部にむすびついてゐる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「恥部」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぶ【恥部】

陰部」に同じ。
人に知られたくない、恥ずべき部分。暗部。「社会恥部を暴く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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