採用(読み)さいよう

精選版 日本国語大辞典 「採用」の意味・読み・例文・類語

さい‐よう【採用】

〘名〙
① とりもちいること。必要なものを採取して利用すること。また、意見方法などをとりあげて用いること。
延喜式(927)三「凡年中御卜料兆竹者、植於宮中閑地事採用」
※新聞雑誌‐九号・明治四年(1871)八月英明宜しく臣が微衷を憐察して之を採用(サイヨウ)せんことを期す」 〔史記‐封禅書〕
② 人を雇い入れること。雇い入れて職務につかせること。
醍醐寺新要録(1620)「然明海顕密兼学、繁行年尚。為其職、足採用
星座(1922)〈有島武郎〉「卒業の上採用されるという条件で」

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デジタル大辞泉 「採用」の意味・読み・例文・類語

さい‐よう【採用】

[名](スル)適当であると思われる人物・意見・方法などを、とり上げて用いること。「店員三人採用する」「企画案を採用する」「採用試験」
[類語]雇用雇う採択雇い入れる抱える召し抱える召し使う取る取り上げる

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普及版 字通 「採用」の読み・字形・画数・意味

【採用】さいよう

使う。

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