株式譲渡益課税(読み)かぶしきじょうとえきかぜい

ASCII.jpデジタル用語辞典 「株式譲渡益課税」の解説

株式譲渡益課税

株や不動産でもうけた利益に対する課税のこと。従来は、「申告分離課税」と「源泉分離課税」のいずれかの方法で納税するかを、投資家が選べた。しかし2003年からは、確定申告が必要な申告分離課税に一本化された。譲渡益課税は、ほか給与所得などの所得とは一緒に税額計算されず、独立した利益として計算される。所得税と合算して課税すると、所得額が膨れ上がり、税率も過剰にあがってしまう可能性があるからである。さらに、投資家が確定申告をする手間を省くために、証券会社が売却損益、もしくは確定申告をも行なってくれる「特定口座サービス」が同年から開始されるようになった。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android