殊能将之(読み)しゅのうまさゆき

知恵蔵mini 「殊能将之」の解説

殊能将之

日本のミステリー作家。1964年1月19日、福井県生まれ。個人情報を明かさない覆面作家で、ペンネーム漢文楚辞』の一文から取られた。名古屋大学中退後、編集プロダクションに勤務。その後、退職し、99年に『ハサミ男』(講談社)で第13回メフィスト賞を受賞してデビューする。以後、『美濃牛』『鏡の中は日曜日』(いずれも講談社)などの作品を発表。2005年にはデビュー作の『ハサミ男』が映画化された。長編小説は04年の『キマイラの新しい城』(講談社)を最後に発表されておらず、小説の雑誌寄稿も08年以降は行われていない。13年2月11日、死去。享年49。

(2013-4-2)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android