田村三郎(読み)たむらさぶろう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「田村三郎」の意味・わかりやすい解説

田村三郎
たむらさぶろう

[生]1917.1.8. 群馬
農芸化学者,東京大学名誉教授。 1939年東京帝国大学農学部卒業。東京大学助教授を経て教授 (1962~77) 。その後理化学研究所主任研究員,富山県立技術短期大学学長。生理活性物質概念を明らかにし,多く生理活性物質を単離しその構造決定を行ない,天然物有機化学発展に貢献した。 1976年日本学士院賞受賞,1999年には文化勲章受章

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田村三郎」の解説

田村三郎 たむら-さぶろう

1917- 昭和-平成時代の農芸化学者。
大正6年1月8日生まれ。昭和37年東大教授となる。53年富山県立技術短大学長。生理活性物質に関する化学的研究で,51年学士院賞。平成11年文化勲章。日本農芸化学会会長などをつとめ,日中学術交流にも力をそそぐ。群馬県出身。東京帝大卒。著作に「現象追跡」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android