私腹を肥やす(読み)しふくをこやす

精選版 日本国語大辞典 「私腹を肥やす」の意味・読み・例文・類語

しふく【私腹】 を=肥(こ)やす[=ふとらせる]

地位職権を利用して、私利をむさぼる。
腕くらべ(1916‐17)〈永井荷風一一「跪計を廻して紛擾を醸させ之を利用して私腹を肥さうと云ふ程悪賢くないのが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「私腹を肥やす」の意味・読み・例文・類語

私腹しふくや・す

公の地位や立場を利用して、自分財産を殖やす。「職権を濫用して―・す」
[類語]もうける稼ぐ得る一稼ぎする商売する得する利する益する潤う潤す金になる受益一儲け丸儲けぼろ儲け金儲け営利荒稼ぎ一攫千金海老で鯛を釣る濡れ手で粟焼け太り甘い汁を吸ううまい汁を吸う懐を肥やす・私利を貪る・一山当てる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android