花紀京(読み)はなき きょう

知恵蔵mini 「花紀京」の解説

花紀京

日本の俳優、お笑い芸人。1937年1月2日、大阪府生まれ。本名・石田京三(いしだきょうぞう)。父は上方漫才の祖とされる「横山エンタツ・花菱アチャコ」の横山エンタツ。58年、劇作家花登筐(はなとこばこ)に弟子入りし、翌年劇団「笑いの王国」旗揚げに参加した。劇団解散後の62年、吉本興業に入社し、63年には吉本新喜劇の座長となった。岡八郎(後に八朗)や原哲男らとともに吉本新喜劇の一時代を築き、89年に退団。テレビでは60年代に「てなもんや三度笠」「スチャラカ社員」などに出演、98年のNHK連続テレビ小説「やんちゃくれ」でも好演した。2001年には、お笑いコンビ・ダウンタウンらとシングル「明日があるさ」をリリースし、NHK紅白歌合戦にも出場したが、02年に脳腫瘍の摘出手術を受け、03年から療養生活に入った。15年8月5日、肺炎のため死去。享年78。

(2015-8-10)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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