高橋大輔(読み)たかはしだいすけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「高橋大輔」の意味・わかりやすい解説

高橋大輔
たかはしだいすけ
(1986― )

フィギュアスケート選手。3月16日生まれ。岡山県倉敷市出身。8歳からフィギュアスケートを始め、1999年、スロベニアで行われた国際大会(トリグラフトロフィー)のノービスクラスに中学2年生で優勝。2001年(平成13)に全日本ジュニア選手権優勝、2002年には世界ジュニア選手権で日本人男子初の優勝を飾る。2002年からシニアの大会への参加を開始。2005年のスケートアメリカグランプリシリーズに初優勝。東京で行われたグランプリファイナルに出場し、銅メダルを獲得した。2006年のオリンピック・トリノ大会では8位の成績だった。2007年には世界選手権で銀メダル、スケートアメリカ優勝、全日本選手権3連覇。2008年には四大陸選手権のフリースケーティングで、4回転ジャンプを二度成功させて優勝。総合得点264.41はISU国際スケート連盟)歴代最高記録であった。

 リズム感にすぐれた演技が特徴。6種類の3回転ジャンプと4回転トーループ、切れのよい多彩なステップが持ち味である。

[編集部]

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高橋大輔」の解説

高橋大輔 たかはし-だいすけ

1986- 平成時代のフィギュアスケート選手。
昭和61年3月16日生まれ。8歳からスケートをはじめる。倉敷翠松高をへて関西大,同大学院に進む。コーチは長光歌子。平成13年全日本ジュニア選手権優勝,14年世界ジュニア選手権優勝。17年グランプリ(GP)シリーズ第1戦・スケートアメリカでGP初優勝。19年世界選手権(東京)で銀メダルを獲得。20年右膝を負傷して手術し,20-21年シーズンを棒に振る。21年フィンランディア杯優勝で復活。22年バンクーバー冬季五輪で銅メダルを獲得し,日本男子シングルで初のメダリストとなる。同年の世界選手権トリノ大会でも日本男子初の金メダルを獲得した。23年四大陸選手権で優勝。世界一ともいわれるスケーティング技術,多彩なステップに定評がある。26年ソチ冬季五輪で個人6位。同年現役引退。岡山県出身。

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