ああ言えばこう言う(読み)アアイエバコウイウ

デジタル大辞泉 「ああ言えばこう言う」の意味・読み・例文・類語

ああえばこう

人が意見忠告などを言っても、いろいろ理由や理屈を言って従わない。
[類語]ぶうぶうなんのかのとやかくなんだかんだどうのこうの減らず口愚痴る愚痴をこぼすぼやくこぼすごねるごてるくねる御託を並べる言葉を返す異を唱えるけちを付ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ああ言えばこう言う」の意味・読み・例文・類語

ああ 言(い)えばこう言(い)

いろいろと理屈を並べて、人の意見に素直に従おうとしないさまをいう。どう言えばこう言う。
人情本・春色雪の梅(1838‐42頃か)初「ああ云(イ)へばかう云(イ)ふと言ってぢれったいねえ」

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ことわざを知る辞典 「ああ言えばこう言う」の解説

ああ言えばこう言う

他人の意見や忠告に対して、何やかやと理屈を言って従わないさま。

[使用例] 「君は、こんな男に惚れているのか」「今まで、そのように見えませんでした?」「停年間際の男に、物好きにもほどがある」「あたしって、物好きな女なのよ」「うるさいな、ああいえばこういう」「そして、こういえばああいう、でしょう?」[源氏鶏太停年退職|1963]

[解説] 意見する側からのことばで、簡潔な表現の裏には、なかなか説得できず、さじを投げたい気分やいらだちが込められています。

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