国際的な絵ことばのシステム、International System of Typographic Picture Educationの略。オーストリア、ウィーンのオットー・ノイラートを中心に1920年代から研究が進み、主として教育の場、あるいは視覚的なパネル展示に実践され、絵ことばを用いてつづった『絵とき人類史』の出版をはじめ、多くの業績が残された。ノイラートの死後は、夫人のマリー・ノイラートがロンドンにアイソタイプ研究所を設立してこの仕事を受け継いだ。簡略化した図形を広く伝達の手段に使おうとしたノイラートの意図は、今日でも絵本や教科書、とくに絵ことばを一つの単位にとって数値を比較する統計図表などに幅広く普及している。また標識やシンボルマークなど、今日のデザインが直接的で普遍性をもった視覚言語の開発に向かっているとき、ノイラートの業績はその先駆的な試みとして高く評価されている。
[高見堅志郎]
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