アタマアブ(その他表記)Pipunculidae; big-headed fly

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アタマアブ」の意味・わかりやすい解説

アタマアブ
Pipunculidae; big-headed fly

双翅目アタマアブ科に属する昆虫総称体長4~5mm内外の小型のハエで,体は比較的細いが,頭部球形で大きく,大部分複眼で占められる。触角は短小。翅は細長く,体長よりはるかに長い。肢は細いがじょうぶで,腿節はやや太く,その下面に小さい棘状突起が並ぶ。幼虫は無頭で,ウンカヨコバイメクラカメムシなどに寄生する。成虫空中に静止するように飛ぶ。日本ではツマグロキアタマアブ Eudorylas multillatusなど 20種程度が知られているのみで,まだあまり研究されていない。 (→アブ )

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アタマアブ」の意味・わかりやすい解説

アタマアブ
あたまあぶ

アタマバエ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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